前回紹介したDXのシステムデザインを考えるセミナーの続編となるオンラインワークショップを開催しました!
この内容をオンラインでできるのはBalusを持っているレヴィだけです。
イベントの主旨やJALエンジニアリングさんの取り組みについては前回のブログを参照して下さい。 コロナ後を見据えた将来の反転攻勢への準備の一環です。
ここではワークショップ編の様子について簡単に報告します。
ワークショップの目的
レヴィが提供するトレーニングサービスではいつも、学習者が自ら手を動かして体験することを重視しています。前回報告したセミナー編ではシステミングに基づいて業務改革やDXについて考える方法を知るということを目的としましたが、今回のワークショップ編では体験することを重視して、次のような目的を設定しました。
- レヴィが提案する考え方(視点をわける&つなげる、システムモデルで表現する)を体験して理解を深める
- 業務改革やDXを考える上で重要なビューを体験する
- 自分の仕事や業務でどのように役立ちそうかをイメージできるようにする
お忙しい中にもかかわらず多数のご希望を頂き、当初定員としていた10名をオーバーする人数の皆様にお集まり頂きました。さらに、報告ブログや事例紹介にあたっての写真掲載などにもご快諾頂きました。
この場を借りて皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
Balusの操作練習&自己紹介
レヴィの講師側は前回のセミナーでじっくり自己紹介しているので、今回は参加者の皆さんに自己紹介して頂きました。
レヴィのオンラインワークショップでの自己紹介と言えば、Balusを使うのが定番です。今回もBalusの操作練習を兼ねて、
- 好きなもの&趣味モデル
- お仕事の関係モデル
- 課題感やワークショップへの期待
などをBalus上に構築しながら自己紹介を行いました。自己紹介が終わるころには全員がすっかりBalus使いになっています。
セミナー編のおさらい
ワークショップに入る前に、セミナー編のおさらいを駆け足で行いました。 システミングのこと、DXのことについてあらためて確認することに加え、セミナー編に対して頂いた質問へのレヴィからの回答についても紹介しました。
DXデザインのためのモデリング
次に、ワークショップの準備としてDXデザインのためのビューやシステムモデルについてあらためて確認しました。 今回のワークショップでは特に、DXデザインのための第一歩として次の3つのビューに焦点を当てました。
- コンテキスト:業務の目的や範囲を明らかにする
- 業務フロー:業務のプロセスや具体的な行動を可視化する
- 課題リスト:業務のどこで誰が課題をもっているかを抽出する
これらのビューやモデリングのステップについて、「社外研修への参加を申請する業務」という簡単な例に基づいて確認しました。
全員参加のワークショップ
そしていよいよワークショップに取り組みました。ワークショップでは参加者の皆さんが普段取り組んでいる実際の業務をいくつか取り上げて題材とします。
どのような業務を取り上げるかについて皆さんから意見を募ったところ、「飛行機を出発させるための流れ」や「機材の品質管理業務」など、JALエンジニアリングさんならでは業務がたくさん挙がりました。
このような実際の業務を取り上げて、前述の3つのビューから業務改革について考えていきます。
今回は10名以上の参加者がいたので、数人づつ3つのグループに分かれてモデリングワークに取り組みました。 モデリングではもちろんBalusを使います!
実際の業務について扱っているのでボカシを入れてありますが、ワークの成果について雰囲気がわかるキャプチャを紹介します。
短い時間でしたがどのグループもしっかりとモデルを描いて業務課題を抽出することができました。
所定の時間を過ぎてワークショップを終了した後も、質疑&ディスカッションの時間がとても盛り上がりました。 ご参加頂いた皆さん、ありがとうございました!
参加者の声
参加者の皆様からは以下のようなフィードバックを頂きました!
- 前回の講習での内容が自分たちの業務の分析にも活用できること、業務を知らない人にも容易に伝えることができることを理解できた。
- 課題のある業務に関わるステークホルダーが同じテーブルの上で業務について同時に作業でき、話しながら書き込み、線でつなげ、課題点を出し合うスピード感が快感でした。
- システミングの考え方は、少なからず普段から実行している人もいると思うが、それを可視化して表すことで、業務の抜けがなくなったりやるべきことの明確化が図れると感じた。
- 2時間という短い時間ではありましたが、大変有意義な講座でした。自分たちの職場に於いて、問題・課題認識を相手に理解させるにはどうすれば良いのか、その上でどのように取り組み、どのようにDX化できる部分があるのかを考えるとても良い機会でした。
ご関心のある方は
新型コロナの状況もあって最近様々な場面で必要性が叫ばれているDXについて、レヴィが提供しているシステミングがとても有効だと考えています。
今回紹介したワークショップやシステミングに基づくDXデザインにご関心のある方はお気軽にお問合せ下さい。