こんにちは、別所です。先日、ご縁をいただいて長崎にワーケーションの視察に行ってきました。今回は長崎ワーケーションのおすすめポイントについてブログを書きたいと思います。 実際に行ってみてとても魅力的な場所だったので、ワーケーションに興味のある方にはぜひ長崎に足を運んでみることをおすすめさせていただきます!また、ワーケーションのもつ可能性として、地方創生に関心のある方の参考にもなれば幸いです。
長崎ってどんなところ?長崎のいま
長崎は今、「100年に一度の変化」を迎えています。 2022年9月に九州新幹線西九州ルートが開業、新幹線長崎駅が誕生しました。これを機に、駅周辺の大規模開発も進み、これから MICE やホテルなど続々と開発が計画されています。 実際に長崎空港からリムジンバスで長崎駅に到着すると、駅周辺が開発の真っ最中でした。2022年3月に先行して開業した駅直通の商業施設「長崎街道かもめ市場」では、市内最大級のお土産売り場や、長崎の地酒とグルメを楽しむことができます。平日に訪れましたが、時勢に配慮しながらもたくさんの人で賑わっていました。
このようなハードの変化に加えて、産業構造の変化も始まっています。 長崎はこれまで主力産業が造船業でしたが、現在は新産業創出として、IoT・ロボットやエネルギー、航空機、スタートアップの推進に注力しています。 また、地域の特色を活かした新規事業創出にも取り組まれています。 その中でも、「Naigai Crew」のみなさんは、長崎を盛り上げるために「県内×県外企業によるオープンイノベーション型新規事業創出」を支援しています。
長崎で楽しめるワーケーションのスタイル
訪れた長崎市街と茂木町では、対照的なワーケーションのスタイルを楽しむことができました。
歴史や文化を感じながら過ごせる長崎市街
「カフェと宿 ROUTE」は長崎市街の宿泊拠点として利用させていただきました。長崎駅から徒歩5分のところにあり、レンタサイクルを利用すれば、眼鏡橋など歴史的建造物を気軽に周遊できます。また、聖フィリッポ教会と二十六聖人殉教地にも隣接しているので、長崎のより深いところに触れられるのではないかと思います。併設されているカフェで長崎産の食材を使った朝食をいただいたり、オーナーやスタッフのみなさんとゆっくりお話ししたりして、思い思いの時間を過ごさせていただきました。
大自然に囲まれ非日常感溢れる茂木町
市街地からバス20分、港町にコワーキング&ゲストハウス「Mogi Note」はあります。海の向こうに雲仙を眺める絶景の中で、快適に作業ができます。パドルボートなど、港町ならではの自然の中で過ごすアクティビティも楽しめたり、新鮮な海の幸を使った郷土料理を近くのお店で食べられるので、リフレッシュには最適なところです。
長崎は、文化や歴史に触れたり、豊かな自然の中で過ごしたり、普段の生活では味わえない刺激を受けることができます。
長崎はワーケーションができる環境が整っている
ワーケーションで心配なのが、普段の職場から離れても「無理なく仕事ができる環境」かと思います。長崎市内には10ヶ所以上もコワーキングスペースがあり、リモートで仕事ができる環境が充実しています。 こちらからコワーキングスペースの検索ができます↓
また、小さいお子さんがいらっしゃる家庭では、お子さんの預け先があると嬉しいですよね。市内に複数の認可子ども園がありますので、県外の方でも一時預かりを利用することができます。「ざぼんちゃん浜町店」は路線バス停の目の前にあり、電話1本で一時預かりの相談ができます。持ち物は着替え一式だけで良いので楽々、里山で採れた食材を使った給食は子どもたちにも長崎を感じられる時間になるのではないでしょうか。
さらに今なら、ワーケーション制度を検討されている企業を対象に、長崎市が視察を行う企業を募集しています(残り枠が少なくなってきました)。 長崎のワーケーションに興味のある方はこちら↓
今回、レヴィでもこの制度を利用させていただき、長崎に行くことができました。ご担当いただいた長崎市移住支援室の渡辺さんには、初回の説明から当日のアテンドに至るまで、強力なサポートをいただき大変充実した旅となり、感謝してもし尽くせません。この場をお借りしお礼申し上げます。ありがとうございました!
ワーケーション、その先へ
ワーケーションと聞くと、「地方に行ってリモートワークをするだけ」だと思っていました。しかし、今回の視察を通して、「外部から人が入ることによって、一緒に地域の課題を解決すること」の可能性を感じています。 視察の中で、長崎県庁や市役所を訪問させていただき、行政が抱える産業や人口、雇用の課題についてディスカッションしました。そこでキーワードになったのが、「変化を支えているのは、変化を生み出す人。いかにその人たちが孤立せず横のつながりを作るか」ということでした。
すでに様々なところでつながりは生まれ始めています。ご紹介した「Naigai Crew」、新規事業の創出拠点「CO-DEJIMA」、「Mogi Note」、長崎県、長崎市のみなさんとお話しさせていただくと、組織の枠を超えてひとつのチームになって、長崎を盛り上げようという一体感を感じました。視察の取り組みもそのひとつで、「ワーケーションという入り口から長崎とつながる人が増えてほしい」という渡辺さんの思いが込められたものでした。 ここにレヴィとしても積極的に関わっていきたいと思っています。
例えば、
- 行政や産業界でのDX推進において、既存業務をこなしながら必要となるスキル・マインドチェンジの課題
- オープンイノベーションなどの新規事業での、目的探索と価値創造を同時に進めていく必要性
その他にも、ものづくりの考え方「システムズエンジニアリング」などでものづくりの業務に関わっているレヴィとしては、長崎の多くを占める製造業についてもっと知っていきたいと考えています。
複雑で不確実な状況の中、価値を生み出していく部分で対話・協調・システム思考に着目しているレヴィが貢献できるのではないかと感じています。
※レヴィが提供しているサービスについてはこちらをご覧下さい。 levii.co.jp
まとめ
長崎は、豊かな自然や文化の中で少し先の未来を考えることができる素敵な場所でした。 観光だけでは味わうことができない出会いや、そこで創り出す仕事や暮らしを見つけるために、長崎に訪れるのはいかがでしょうか?