こんにちは。吉澤です。 以前、長野県の蓼科に合宿に行った時の話を書きましたが、今回もそんな話です。
前回の話を要約すると、
- 合宿の中で「システムモデルを使って朝食を作る」という謎のチャレンジをやってみた
- ラピュタパンを作るプロセスをアクティビティ図で表現して認識を揃えた
- とてもうまくいった
という感じの内容ですので、興味が出たらぜひ見てください。
前回はうまくいった話でしたが、今回は失敗を通してシステムデザインの大事さを再認識したという話です。
なぜアヒージョは失敗したのか?
合宿の夕食 & おつまみとしてアヒージョを作りました。
いきなりですが、これが完成したアヒージョです。
真ん中に乗っているのはカマンベールチーズなのですが、そのサイズから分かるようにこのアヒージョはとても大きいです。この写真を見せて「これは何でしょう?」というクイズを出したら、多くの人が「鍋」と答えるでしょう。味はそこまで酷くないのですが、もれなく胃もたれになってしまう残念な料理ができてしまったのです。
なぜアヒージョは失敗してしまったのでしょう。システムデザインの視点で考えてみました。
作るものに対する認識が揃っていなかったから
調理を担当した吉澤・三浦は、アヒージョを作るということは決めていました。しかし、買い出しの時に適当に具材を追加してしまいました。「これもアヒージョに入れたら良さそうじゃない?」みたいな感じでどんどん追加してしまったので、最終的には作るものの全体像が 2人とも分からなくなっていました。
作るプロセスに対する認識が揃っていなかったから
作り方の認識も揃っていませんでした。作る時になってレシピを確認したので、味のバランスや分量など、いろいろと掴めないまま進んでいました。
作るスキルに対する認識が揃っていなかったから
料理の難易度がよく分かっていませんでした。居酒屋でアヒージョはすぐに出てくるので「簡単に作れるのだろう」と思っていました。根本的にはこのような姿勢が一番の問題だったと思います。
まとめ
今回は料理の話でしたが、「作るものに対する認識」や「作るプロセスに対する認識」などはシステムデザインでもとても重要なことです。さまざまな「認識が揃っていなかった」が失敗の原因ということはよくあります。 アヒージョは失敗してしまいましたが*1、システムデザインをちゃんとやる大事さを再認識しました。
無理やり宣伝ですが、レヴィはこのようにシステムデザインをうまくやる方法を考え続けています。研修やワークショップなどをご用意してますのでぜひご連絡ください。 https://levii.co.jp/contact/
*1:でもちゃんと美味しくいただきました