新型コロナの諸状況に伴ってオンラインミーティングが広く一般的になっていますが、レヴィやその前身であるBalusプロジェクトでは数年間にわたって毎日のようにオンラインミーティングをしてきました。
Balusプロジェクトの最初の頃はSkypeを使っていて、「Baluskype」という定期ミーティングを朝6時から開催していたのが懐かしいです。株式会社レヴィを創業したころにはSlackを導入していて、それからはずっとSlack Callを使っています。
そんなレヴィが「オンラインミーティングでトライしてみたけど続かなかったこと」の一つに、マインクラフトの中で集まって会議をするというものがありました。
バーチャル空間の中でアバターが集まることで、より臨場感を出すことができるのではないかと思ってトライしてみました。2019年の大晦日にやった会議のことだったと思います。
とりあえずマイクラワールド内へ
ということで、とりあえず吉澤と三浦がマインクラフトで同じワールドに入って合流してみました。
しかし、吉澤も三浦も全くのマイクラ初心者で、何をどうしたよいか分かりません。アバターの操作すら危うい状態です。
「砂があるね」
「ありますね」
「森があるね」
「そうですね」
という感じで風景を見るだけになってしまったので、マイクラ有識者である三浦家の子どもを召喚することになりました。
会議室をつくってもらう
大晦日で小学校も休みだったため、すぐに子どもたちが来てくれました。2年生と4年生(当時)の姉妹で、マインクラフトのヘビープレイヤーです。
2人に主旨を説明したところ、さっそく会議用の建物をつくりはじめてくれました。
いきなり2人で作業しはじめて、どんどん建物ができていきます。図面とか認識合わせとかはいらないのでしょうか?
「協働してものをつくるときは、つくるものに対する共通認識を持たないとならない」と主張している弊社としては、納得できない光景でした。
いざ、会議室で会議
子どもたちによってまたたく間に会議用の建物が出来上がり、それっぽい机やイスも用意されていたので、いざ中に入って着席してみました。
最初はそれっぽい感じでいいなぁと思っていたのですが、諸々の打ち合わせが進んでいくと資料やBalusの画面だけを見るようになって、すっかりマイクラのことは忘れて放置してしまいました…
ぼくらは長年オンラインで打ち合わせをしてきたのでかなり慣れていて、アバターによる臨場感などを必要としなかったからではないかなと思います。
初対面の人やグループのやり方に十分に慣れていない人にとっては、バーチャル空間でのアバター同士の接触からはじまるオンラインコミュニケーションは有効かもしれません。
新型コロナの状況下においては、情報処理学会などがclusterというサービスをつかってバーチャル空間でイベントを開催したことが話題となっていたりしました。
会議室の外では
とうことでアバターのことをすっかりと忘れて会議は進んでいたのですが、会議室の外では子どもたちがいろいろなものを建設していました。
会議が終わってマイクラのことを思い出して、会議室の外に出てみるとびっくりな光景が広がっていました。
おわりに
子どもたちは何の認識合わせもせずにいきなり建築に取り掛かっていましたが、普通は協働してのモノづくり・コドづくりには共通認識の構築やシステムデザインが必要です。
システムデザインに興味や関心のある方は、下記リンクより株式会社レヴィまでお問い合わせ下さい。お役立ち資料やメールニュースなども掲載しています。