株式会社レヴィ ブログ

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PERSEUSワークショップの報告(前編)

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レヴィが共同参画機関として携わっているPERSEUS事業*1の最後のイベントとして、「2020年度PERSEUSワークショップ」が開催されました。

1日間をたっぷり使ったイベントの第1部では、レヴィが開発したシステムデザイン体験ゲーム「ペジテの自転車」を使ったワークショップを開催しました。第2部ではレヴィ代表の南部が宇宙ビジネスの最新情報を紹介したり、日頃レヴィの活動にいろいろと協力して頂いているレヴィメンバー*2の別所さんが大学発衛星の開発に関する講演をしたりしました。

今回はブログ記事を前後編に分けて、PERSEUSワークショップの当日の様子について紹介します。イベントの実施概要は下記のイベントページをご覧下さい。 www.perseus.21c.osakafu-u.ac.jp

前編では第1部の「ペジテの自転車」を使ったワークショップについて報告します。

会場のS-Cubeへ

第1部の会場はなかもず駅から徒歩ですぐのところにある「さかい新事業創造センター(通称:S-Cube)」です。堺市の新規事業創出をサポートすることを目的としたインキュベーション施設で、たくさんのベンチャー企業が入居している素敵な建物です。

そんなS-Cubeの、入り口を入ってすぐのところにあるオープンスペースが今回の会場です。感染症対策を十分に考慮しつつ、S-Cube入居企業の社会人と大阪府立大学の学生が集まりました。

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左:S-Cube入り口とPERSEUSのポスター / 右:今回の会場

まずは自己紹介から

いつものことですが、ワークショップの冒頭は自己紹介からです。レヴィの紹介にはできたてホヤホヤのリーフレットを使いました。この資料リーフレット形式にきれいに印刷したものです。

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リーフレットを掲げてレヴィを紹介する南部

さらに、今回一緒にゲームをするグループメンバーは初対面同士が多いので、三浦のファシリテーションのもとにテーブル内自己紹介も行いました。各テーブルには学生2人、社会人2人が座るようにしました。

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テーブルごとに自己紹介アイスブレイク

ペジテの自転車をプレイ!

自己紹介の後は、さっそくペジテの自転車をプレイです。2年前にペジテの自転車を開発して依頼、たくさんのワークショップをやってきたので、チュートリアルや解説もだいぶこなれてきました。

ペジテの自転車について良く知らないという方は、こちらの発表紹介記事をご覧下さい。

「えー、ここで要求変更!?」とか「もうリソースが足りない」などのいろいろな声が上がりながら、どのグループも楽しくプレイしていました。

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結果はいろいろ

今回は6グループがシンプル編を1回プレイして、そのうち4チームがクリア(顧客満足度6以上)しましたが、2チームが残念ながら売れない自転車を発売してしまいました。

あるグループはあるターンでクリアに十分な要求を満たしている状況になって、「もうリリースするか?それともさらに高得点を狙うか?」を議論していました。議論の結果リリースすることになり、無事にクリアしていました。これはとても良い判断です。もしリリースを遅らせると、イベントカードで「競合参入」や「規制強化」などが出て状況が変わってしまうかもしれません。現実世界でも同じことが言え、もたもたしているとビジネスチャンスを逃してしまうかもしれません。

また、あるグループでは要求変更が連続で出てしまい、対応するのに苦労していました。そこで「設計レビュー」のアクションカードを使って相談しながら対応を検討し、なんとか要求変更を乗り切っていました。

現実と同じ?違う?

今回は各グループに社会人もいれば学生もいるという配置にしたので、デブリーフィングの時間にこのような呼びかけを行いました。

「ペジテの自転車と現実の世界の同じところ、違うところについて、社会人の皆さんの経験談を学生さんに教えてあげて下さい。」

このディスカッションはとても盛り上がって、「どの顧客を狙うかを明確にしないといけない」とか「コミュニケーションや意思疎通は本当に手間がかかる」とか「かなり後になってからの要求変更は本当にある」など、いろいろな経験談を聞くことができました。

参加者の声

アンケート回答から、参加者の声をいくつか紹介します。

  • ゲームをしながらシステムについて学べたのがよかった。社会人から実際と比較しながら教えてもらえたので貴重な経験だった。
  • 製品開発の難しさと楽しさの一端をペジテの自転車を通して、感じることができた。社会人の方と交流できたのが個人的には一番良かった。
  • システムエンジニアリングについては苦手、難しそうといった印象を持っており、今回の『ペジテの自転車』に対しても身構えていたが、実際参加してみると面白いなと感じた。現実でのさまざまな要求や環境変化がうまく表されていたので身近に感じることができた。
  • プロジェクトの要求や規制を満たすために必要な過程や有効な手段をゲーム形式で体験できたことは有意義でした。
  • ゲームという親しみやすい媒体で体験できたのでわかりやすかった。現実と違う部分もあったけど社会人の人と一緒にやることで実際はどうなってるのかなどの話も聞けてよかった。
  • カードゲームが非常に面白かったです。そして、現実との相違を実際に起業した方と話せたっていうのも良い体験になりました。

後半に続く

ここまでが第1部でした。第2部については講演講師を務めた別所さんに報告ブログを書いて頂く予定です。お楽しみに!

*1:文科省宇宙航空人材プログラム「超小型衛星開発とアントレプレナーシップ教育を通じた宇宙システム活用人材の育成」

*2:レヴィでは立場や多寡を問わず活動にご協力頂いている皆さんのことをレヴィメンバーと呼んでいます